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04日目!さようなら、ブラジリアン [バルセロナ-スペイン-]

Night_Bus_R.jpg
空港に向かうバスの中
みなの寝息が響いている。

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オレは不安であった。
このバルセロナを楽しませてくれた彼らとの別れ。
それは一人旅の始まりを意味する。
ガイドブックもない。
乏しい知識を補完するのは小さなiphoneだけだ。

定見すらなくまるでたんぽぽの綿毛のようにフラフラと風任せ。
こんな旅は初めてだった。

空港に着いたが、早すぎてカウンターが開いていなかったので
地べたで朝寝をする。

barcelona017_R.JPG
<なんとも言えない光景だw>

時が経ち搭乗口へ向かった。
それは彼らとの別れを意味する。
パリとマルタ。
二つの搭乗口は当然違う。

じゃ、そろそろ行くよ。
そう告げるとグスタフが
「ん?お土産でも買いに行くの?オレも行く」とトボケた発言を吐き出した。
ため息をつくブラジリアンたち。

いや、あの・・・オレここでお別れなんすよ?
「ええ!?」驚くグスタフ。
つーかマルタでお別れ会やったじゃん・・・

「一緒にマルタに戻るんじゃないのか?」
他の連中とはなんか雰囲気が違うなーとは思っていたが
どんな勘違いをしていたんだ・・・グスタフ・・・
いや最後までグスタフはグスタフらしいw

うん、パリに行くんだ。
「マ、マジかよ・・・じゃあ、もう会えないのか!?」

あー、うん・・・いや・・・また会おうな。
そう言ってオレはグスタフを抱きしめた。
アホではあるが
グスタフにとっては唐突な出来事だったのだろう。
彼の肩は震えていた。

世話になったブラジリアン達一人一人と抱擁する。
グスタフの涙が伝染し
空港のアナウンスと人混みの音に嗚咽の声が交じる。
陽気な彼らとは陽気に別れるつもりだったのに・・・
オレはもう・・・限界です。

そんな泣きそうなオレを総統が力強く抱きしめた。
彼だけは陽気な笑顔のままだ。
・・・そうだったな。
よく考えたら泣く必要なんて無いんだ。

オレは最後に彼の耳元に口を近づけ
忘れるなよ・・・そうささやいた。
総統はうなずき、
「わかってる。達者でな」とオレに告げた。

オレは後ろをもう一度だけ振り返り、手を振るだろう。
騒がしかった分、
これから訪れる静寂に耳が痛くなり
心が締め付けられるだろう。

また会おう。
その言葉が現実になる。
そんな日もいつかやってくるだろう。

いつか来るその日を楽しみに
オレは一人静かに飛行機に飲み込まれていった。

girona.jpg


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