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四十一日目!ワレ、船ニ帰還シタイ [マルタ-回想編-]

malta003.JPG
破廉恥かつワイセツな空間と化したビーチから
開放されたオレはすぐさま母なる海に戻った。

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いろいろなトコロを冷やさないと
大きな国際問題になりかねないからだ。

身体を海に浮かべ、オレはようやく船のたまり場に泳ぎ着いた。

ビーチでは休憩どころか、
逆セクハラ的な桃色タイムのせいでオレも疲労困憊である。
もう、はやく船で休みたい。

マルタ海_R.JPG
つーか、本当に船が多いな。
えーとオレの船はどれかな?
あれでもないし、これでもない・・・
これでもないし、あれでもない・・・

あれ・・・でもない・・・し・・・
どこ・・・にも・・・ない・・・?

ヤバイ・・・?本当にわからないぞ・・・
いやいや、ちょっと待て!
考えろ!考えるんだ!のび太!
この打開策を!!!

しかし頭の中の計算機は早々に『遭難して水死』という回答を叩き出す。
確かにもうビーチに戻る体力なんて残っていない・・・

malta2001.JPG
<どれかがオレの船>

水面から見える船の姿は、
陸上から見るそれと印象をまったく変えていた。

それにレンタルした船は特徴がないのが特徴という平凡な船だ。
そんな船は周りにいっぱいあって、どれがどれだかまったくわからない。

あかん、シャレにならんぞ・・・

昔見たB級映画が脳裏に浮かぶ。
若者たちが自分の船で大海原に出て
浮かれて海に飛び込んだのはいいが
ハシゴを出し忘れて、船に戻れなくとなるという内容だ。

しかしオレはそのB級映画に負けないくらいマヌケな遭難をしている。
立ち泳ぎをしながら、自分の船を探すが
波が目に入ってめっちゃ痛い。

ぜ、絶望的じゃねぇか!
指先がふやけてきて気持ち悪いし
身体も冷えてきて体温が保てない。
こんなところで終わるのか!マイライフ!

zetubou.jpg

くそがああ!死なばもろともよ!
こうなれば見知らぬファミリーの船に海賊が如く乗り込みて
コーラとかいろいろ強奪じゃああ!

しかし船上で戯れる西洋人は、みな筋骨隆々であり
むしろ彼らが海賊のようだ。

そんなんやったら殺されちゃうぜ!
やはり土下座スタイルしか無いか・・・
あ、あの船ハシゴついてる、よし行くか!

意を決し、最後の力を振り絞り水を蹴り上げると

「のび太さーん!楽しんでますかぁー?」と
オレの頭上から声が聞こえた。

アイヤー?オレもう死んじゃったアルか?と急反転し顔を上げると
すぐ後ろの船からニコニコと手を振る可愛らしいアンナの姿があった。



た、助かった・・・?
て、天使様?あんたこの船の天使様や!
だれや!アンナ号のこと笑った不届きモンは!
ワシの女神様を笑うた、だらずもんはだれじゃあああ!

オレは流れ出る鼻水と涙を止めることが出来なかった。
決してアンナ号をバカにしてたのはオレだということを思い出したからではない。
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オレは船に上がるやコーラを一気に飲み干した。
めっちゃくちゃうまい。
海のくそまずい塩水とは比べ物にならない。

甲板ではピエールとジャンヌがお昼寝を続けている。
うぬぬ・・・キミ達の友人のび太は死にかけてたんだぞ!
なにをのんきにスヤスヤしてんだ!と
頭を蹴りあげそうになる。

オレのその憤怒の表情を見ていないのか
女神アンナは躊躇なくオレに声をかける。

「上から見てましたけど、すっごい泳いでましたね。
海どうでした?楽しめましたか?」

あ・・・遭難しかけてました。と返事すると
ジョークだと思ったのだろうか?
アンナはくすくすと笑いはじめてしまった。

マジなのに・・・そう思いながらも
そのかわいらしい笑顔につられて
オレも笑いだしてしまう。

いや・・・
なんというか笑うしかなかっただけなんです・・・

脚注
あの時は本気でこわかったです。
マヌケな事案ですが
船だまりで海から自分の船を
見つけるのってすごく難しいです。

みなさんも油断せずどうぞ(T_T)


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タグ:追憶 マルタ
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