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三十一日目!アマゾン川、静かな村の贈り物 [マルタ-留学・講師編-]

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閑話休題


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ここまで思い出を文章に変えながら
気のままにつれづれってきた。

だが読み返せば読み返すほど、バカンスアイランドとはいえ
小汚い肉色文章ばかりとなっているではないか。。

インド旅行記でみせた
一陣の風のやうな爽やかなのび太を知る方は
『こんなの、のび太じゃないやい!』と思われるかもしれない。

我が君.jpg
だが、ちょっと待ってほしい。

のび太はむしろ被害者なのだ。
日本語講座も、キチンとした授業を行えば学級崩壊を起こすがゆえに、
彼らの興味ある事柄を研究し、文化交流をおこなったまでの話であるし、
パーチビルのクラブ街へも、若い友人たちが心配で
夜回り先生がごとくやむなく現地に身を投じていただけの話なのである。

夜回り先生(1)

夜回り先生(1)


ほら、のび太は何も悪くない。
のび太は何も変わっていませんよ!

というわけで、今回こそはさわやかな話をしてみようと思う。

それはデアラという40歳のブラジル人女性との思い出だ。
彼女はかもし出す雰囲気が落ち着いていて
そばにいると心地よい・・・そんな人だった。

彼女はアマゾン川奥地のジャングルのとある村の出身だという。
休日にはあのアマゾン川でよく泳いでいるらしい。    

うはwそれ、ピラニアに食われんじゃね?

よくそんなところで泳げるなwと
オレがさわやかに問いを発すると
「じゃあ、何故みんな海に入るのかしら?」

「海にはサメがいるでしょうにw」
と至極まっとうな反論をされてしまった。


サメ―巨大ザメから深海ザメまで

サメ―巨大ザメから深海ザメまで

  • 作者: 石垣 幸二
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2014/06
  • メディア: 単行本

  • なにより、ピラニアはとても臆病らしい。
人の死体を食べる事はあっても
生きた人を食べることはまずないらしい。

「イメージ通りじゃなくてゴメンねw」
「アナタの国で言うニンジャみたいなものよw」

なっ?デアラさん、それは違うよ!

ニンジャはいまでも活動中の恐ろしいアサシンなんだよ!

日本文化を誤解なくさわやかに伝えようとしたが
「ウソつきwミカがそんなのは、もういないって言ってたわよw」と一蹴される。

「ミカって言うのはサンパウロの大学時代の友達よ」

「日系人で本当に真面目でチャーミングな子だったわ」

「日本人は本当にマジメよねー。
でもあなたはどーなのかしらw」

ど、どういうことだ!デアラ!
オレは日本を代表する紳士ぞ!


キーキーとさわやかに反論してみたが

まったく耳を貸してくれない。
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本当にどういうことだ!


だが、そのハナシは少し意外であった。
彼女は村からほとんど出たことがなく、

このマルタが始めての海外旅行だと聞いていたからだ。

それをさわやかに問いかけると彼女はニコニコと応えてくれた。
「大学以外はねw」

「うちの村は昔から補助金を全部教育にまわしてるから

若いうちはみんな都会の大学に行くのよ」

へえ!いや・・・でもそれじゃあ
そのまま村から出て行っちゃう人も多いんじゃないの?

「うふふ、アマゾンなめてるねーw」
にゃ?

「アマゾンには結構知られていない素材があるのよ」
「もう宝島みたいな場所よ?あそこは」
「私達の村ではラボを作ってそれを精製して化粧品やクスリに転用してるの」
「だから、仕事に不自由することはまず無いのよ」
「それに都会より給料もいいぐらいだからみんな戻ってくるわ」

おお、すっげー!すっげーな!
なんか村おこしビジネスの成功例みたいじゃん!
アマゾンの村って焼き畑農業のイメージがあったのに・・・

「そういう村のほうが多いと思うけどね」
「知らないとあの宝箱もただのジャングルだもの」
「ちなみにこのタバコもその副産物よ」

ああ、たまに吸ってるヤツだよね?
危ないタバコかと思ってた。
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「ちがうわよw」
「これはAPTX4869っていう精神治療薬の開発過程でできた物質をタバコに配合したの」
「これが体内に入れば脳内物質に変化がおきて・・・」

え、えと、あのぅ・・・デアラさん?
それって・・・やっぱ危ない物質じゃあ・・・?

「そんなことないわよ!」
「コレは私がつくった新薬だから法律上問題ないの!」
「マリファナなんかよりよっぽど安全よ!」                   
「とりあえずアナタも吸ってみなさい」
 
いやああああああああああ!!!!!!
ボクはマジメな日本人なの!
怖いことしたくないの!!!
強制送還やだよぉおおお!!!!
 
「あなたは化学者の言葉が信じられないの!?」
「ガタガタ言わずに吸ってみなさいってば!」

いやああああああ!!!
アマゾンのなぞのクスリって時点でこわい!こわいよお!
絶対吸わんぞ!あほーあほー!

「ふぅーー。はい、どうぞ」
あ、どうもすいません。
一服.jpg
つられて、さわやかにひと吸いする。
するとそれがインド旅行中にのび犬に聞いていたタバコとは
まったく違うことに気づいた。

騒ぎたい気持ちにはならない。
なんというか、頭の中がクリアになってくるのだ。
強制的な知力のアップとでもいうのだろうか?
集中力は増してくるが、
気持ちが泡立たないので
静かに物事を見つめることができるのだ。

「これでもっと話を楽しめるでしょ?」
賢者への道を一歩すすんだオレもさわやかにうなづく。
そして崇高でさわやかな会話が始まった。
 

 
デアラは知り合って三週間でアマゾンに戻っていった。
短い期間だったが、なんとなく忘れられない友人だ。

今頃、彼女は地球の裏側でニコニコしながら
クルクルと遠心分離器をまわしてるんだろうなと想像すると
なんとなく不思議な気持ちになってくる。

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〈これはアマゾン川〉

ふとフェイスブックを確認すると

彼女がアマゾン川のほとりでタバコを吸う写真がアップされていた。

懐かしくなって普段押すことがない
イイネのボタンを押したのはついさっきのことだ。

のび太・・・
やはり彼はさわやかな一陣の風のような男である。


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タグ:留学 マルタ
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